こんにちは、福ちゃんです。
昨年、書評を書く機会があったのですが、その時に気づいたのが「本をたくさん読んでいるからといって書評が書けるわけではない」ということ。
年間150冊ほど本を読んでいるのですが(ジャンルは様々だけどビジネス書が一番多い)、書評を書く機会はなかったため、あらためて「書評を書くこと」について学びました。
学んだ内容として
- 書評って何?
- どんな本を選んだらいい?
- どんな風に書いたらいい?
などの疑問にお答えしていきます。
書評って何?
まず、「書評」とは何なのかというところですが
書評(しょひょう、Book review)とは、一般的に、刊行された書物を読者に紹介する目的で論評や感想などを記す文芸評論の一形式である。
(ウイキペディアより引用)
簡単に言えば「本を紹介する」ということです。
世の中にはたくさんの本があり、また毎日何百冊も本が発行されている中で、「何を読んだらいいかわからない」という人も少なくありません。
書評があれば簡単な内容とおすすめ理由が書いていたりするので、手に取りやすいというメリットがあります。
ただし、あくまで書評を書いた人の意見なので、自分がどう感じるのかというのはまた別だったりします。
そのため書評がある雑誌や書評ブログなどもたくさんありますが、同じ本であったとしても書評を書く人が違えば感想が違います。
もし、よく読書をするけど書評は書いたことがないな〜という場合には、ぜひ一度書いてみてくださいね。
どんな本を選んだらいい?
書評を書くためにどんな本を選んだらいいのかというと
「自分の好きな本」
これが一番です。
自分が好きではないと、感想はなかなか出てこないですからね。
「おもしろくないな〜」と思いながら読んだ本について、「こんなところがよかったです」なんて書けないですよね?
でも、「好き」だけで本を選ぶと偏りが出てしまいますし、
自分の好きな本=みんなが好きな本
とは限らないですからね。
他に選ぶ方法としては
長年読まれている本から選ぶ
というのもあります。
長い年月、たくさんの人が手に取ってきた本は、それだけの理由があります。
どうやって調べたらいいのかわからない場合は、版を重ねている本を選んでみてください。
二桁を超えている場合は、ほとんどが名作です。
この長年読み続けられている本から選べば、まず間違いありません。
また、多くの人がオススメしてきた本というのは、長年読み続けられている本
と一緒で名作であることが多いです。
一人、二人ではなく大勢の人(それも有名人)がオススメしているのには、それだけの理由があります。
その理由を自分なりに解釈して書評を書くと、「これから読もうかな?」と思っている人にきっと役立ちます。
どんな風に書いたらいい?
書評を書こうと思って、本を選んだ
そしたら、その本を読んで実際に書く作業になります。
書評として書く内容は、以下のようなことです。
- 本の内容紹介
- 本の感想や批評
本の内容紹介
本の内容紹介については、ネタバレしない程度に書くというのは鉄則ですね。
どんなジャンルなのかということや、著者が一番言いたい(であろう)場面を少し紹介しましょう。
もし、引用をするという場合には、引用のタグをつけることと、どの本からの引用のなのかということは明確にしておく必要があります。
また紹介したい箇所がたくさんあるからということで、なんでもかんでも引用をしてはいけません。
あくまでも本を読んでもらう「紹介」ということが目的なので、適度に内容を紹介しつつ、次にお話する「感想」に繋げていきましょう。
本の感想や批評
ある程度、本の内容を紹介したら今度は自分の感想を書いていきます。
この時に大事なのは
「必ずどこかを褒める」
ということです。
批評をするというと、「ここがダメだ」とか「ここはもうちょっとこういう書き方をしたらいい」などと意見を言いたくなります。
でも、このような紹介文を読んで、著者も読者もいい気持ちがするでしょうか?
私個人の意見ですが、書評はその本を一人でも多くの人に読んでもらうために書くものです。
批判をしたいのであれば、書評ではなく個人の意見として別のところで発表すればいいと思います。
決して粗探しをするのではなく、自分が一人のファンとして読んだ感想を書く。
これが書評なのではないかと考えます。
本をどのように活かせるのか書いてある
書評を読んでもらうことによって、「この本がどのように活かすことができるのか」を伝えることができます。
特にビジネス書の場合は、仕事をする上での問題を解決したり、知識を得たいと思って読む人がほとんどです。
なので
「この本では、このような内容が書かれているので、・・・・で困っている人に特にオススメです」といった感じで書くといいですね。
(自分の思った通りで大丈夫です。体験談もあれば尚良し)
書評を読んだ人から
「〇〇さんに薦めてもらって読んでみたら仕事に活かすことができました!ありがとうございます!」
などと言われたらめちゃくちゃ嬉しくないですか?
読んだ人にどのように役立ちそうなのかを書くと、もっと書評としての価値を上げることができます。
そしてこのように書くことによって、書評だけではなく書いた人(執筆者)の信頼度も上げられます。
本の感想だけでなくどう仕事で活かすのかが書かれていると、
読んだ人は
- この本をよく読み込んでいる
- どう活かせるのかまで考えながら読んでいる
- それを人に伝えている(親切な人)
このような評価をするため、書いている人に対しても信頼や尊敬の気持ちを持ってもらうことができるのです。
この気持ちが積み上がっていくと、あなた自身のブランディングにもつながります。
ですから書評を書く時には、単に本を紹介しようということではなく「この本を読んでどう活かすことができるのかを伝える」ということを忘れずに書いてみてくださいね。